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artist
ロバート・マンゴールド
Robert MANGOLD
title

A BOOK OF SILKSCREEN PRINTより

year
1988年
medium
シルクスクリーン
size
29.8×60.9cm

edition
300
signature
なし

作家について

ロバート・マンゴールドは、アメリカ・ニューヨーク出身のミニマリズムを代表する現代美術作家。
ミニマリズムとは、1950年代後半から1960年代前半に登場した芸術の潮流で、装飾や比喩を排除し、最小限のフォルムや色彩によって本質を追求する表現スタイルである。
マンゴールドは1937年、ニューヨーク州ノーストナワンダに生まれ、クリーブランド美術学校とイエール大学で美術を学んだ。卒業後はニューヨーク近代美術館(MoMA)で警備員として働きながら創作活動を続ける。
1967年にはグッゲンハイム・フェローシップを獲得し、1971年には同館で初の個展を開催。以降、国際的な評価を得て活動の幅を広げていった。
円や曲線を用いた幾何学的な構成が彼の作品の特徴であり、日焼けしたような独特の色合いが印象的。平面の中にリズムや奥行きを感じさせる構成で、ミニマリズムの中でも独自の表現を追求している。
1993年にはヴェネチア・ビエンナーレにも出展している。