1921年、ドイツのクレーフェルト生まれ。1947年から1951年まで、デュッセルドルフ芸術アカデミーで彫刻を学ぶ。1962年、ナム・ジュン・パイクと共にフルクサスのメンバーとなり、コンセプチュアル・アートを中心とした発表を開始。独自の理論と思想に基づく作品には、脂肪やフェルト、金属、廃材などのあらゆる素材が用いられた。絵画や彫刻といった造形作品だけでなく、パフォーマンスやビデオ・アート、更には「社会彫刻」の概念の提唱、政治活動に至るまで、形式にとらわれずに社会と芸術の関係性を問う姿勢は、数々の芸術家たちに影響を与えた。1986年、ドイツのデュッセルドルフにて死去。