1950年、長野生まれ。1972年、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。1974年、同大学大学院修士課程修了。初期の頃には主にシルクスクリーン技法による制作を行っていたが、1980年代には主軸を絵画作品に置き、ストライプや格子、球形などの図形を反復して生み出される絵画空間を展開。1980年代後半から1990年代に入ると、鮮やかな色彩と複雑に作りこまれた絵肌の上に、積み重ねられた箱や密集した球体など、豊かな量感を持つ幾何学モチーフが現れるようになる。国内外での発表も精力的に行い、数多くの美術館に作品が所蔵されている。2004年、多摩美術大学教授に就任。2013年、第54回毎日芸術賞受賞。2014年、東京にて死去。